やっと新年会
2018年 01月 20日タイトルに「やっと」と入れたのは、忘年会は疲れ果てていてまるで気力がなく、計画すら立てなかったからだ。
理由は、二人の病人たちが徐々に悪くなってきたことにある。
二人とも要介護3。
歩くのに付き添いが必要で、着替えも一人ではできない。
外出時は常に車椅子。
一人に関しては去年の11月から目に見えて悪くなり、このまま回復しないのだろうかと希望を失いそうになった。
だが、今年に入ってから少し良くなり、今は「これなら大丈夫かもしれない」と思っている。
悲しみというのは一種の緊張状態なのだろう。
少なくともエネルギーを使う。
気力がゼロになると、何もかもが灰色に霞んで一緒くたになる。
なんの感情も思考も湧いてこない。
そこからは一段マシなレベルにいると思うが、それでも人と相対して会話するのは疲れを伴う。
二木さんはもう長い付き合いだし、作家第一に考えてくださる方なので、最も話しやすい。
それでもやはり、楽しく会話を弾ませようという努力まではできなかった。
無愛想に見えたかもしれない。
せっかく来ていただいたのに、もうしわけなかった。
イメージを描いて、それを実現させようとするには、すべからくエネルギーがいる。
「気楽な会話」でさえ、けっこうエネルギーを使っているんだと、改めて思った。
新年会のお料理はイタリアンカジュアル。
お野菜が自慢のお店なのだが、豚のローストも柔らかくて美味しく、大満足だった。